カテゴリー別アーカイブ: 活動報告

第8回ワークショップ 土間コンクリート体験

2第8回のワークショップは、先月に引き続き、土間の復旧でした。

前回1日で出来るかと思ったのですが、材料の数量を計算すると思った以上の量で、2回に分けることにしました。

今回の材料はセメント25㎏が4袋、砂20㎏が8袋、砂利20㎏が12袋、なかなかの量です。

作業したのはBlanc-Coメンバー3人でしたが、見学に3名来てくださいました。

ようやく地域でも「あの空き家だったところで何かしてる」とウワサになってきているようですね。

3コンクリートをフネで練っては、通り庭の土間の、下水配管のために溝斫りされたところに流し込み、3時間ほどの作業で、とうとう入口の外の土間まで到達。

わずか3時間ですが、コンクリート練りはけっこう体力を使います。

ところで、今回はこんな試みも。
メンバーによる、DIYレクチャー動画です。

松原さんにコンクリートの練り方を説明してもらいました。

コンクリートをコテで均し、乾いたら、またコテで仕上るのですが、その前に、前回の続きの「ネコの足跡」風アート(?)を。

石を埋め込んだ後、メンバーで唯一「コテが使える男」山野くんが、仕上げて復旧工事完了!

4建物として、使える状態になってきました。

まだまだ直すところはたくさんありますが、これからは直しながらも、以前から考えていたような、新しい展開をしていこうと思います。

それはイベント会場として、持ち込み企画などを募集することです。

今後のヒロモリ家の展開に、ご期待ください。

(宮崎)

土間コンクリート復旧作業

2016年1月22日(金)10:00~14:00
1下水接続工事のために、溝斫り(写真のような状態)されていた土間を、コンクリートを流し込んで復旧する作業を行いました。

すでに練ってある生コンクリートを、ミキサー車で持ってきてもらえば、作業としては早いのですが、体験を兼ねて、手で練ってみることに。

今回はメンバー4人で作業を行いました。

2まずはホームセンターに行き、セメント25kgを3袋と、砂20㎏を6袋、砂利20㎏を9袋購入。
これで全部の土間を復旧するために必要な材料の半分です。

思ったより多いですが、とりあえずまずはやってみることに…

3舟にセメントを袋半分と、砂を一袋、砂利を一袋半を入れます。
約1:2:3の割合です。

4それらをある程度、スコップや左官鋤で空練りしておいて、ホースで水を入れます。
水を入れすぎないように、少しずつ入れながら混ぜて、適度な固さになったら、溝のところに流し込みます。

5鏝で高さを調整して、また次のコンクリートを作る、という流れです。

…というのは、私、宮崎がやった工程ですが、途中でメンバー山野くんが実演。

6砂とセメントだけで、十分に撹拌しておいて、水を入れてモルタルを作り、そこに砂利を入れるといいということでした。

材料を全て使い切ると、予定通り半分ぐらいの範囲に、コンクリートの流し込みが出来ました。

セメント3袋分は、4人で交代で混ぜても、けっこう重労働でしたが^^;

ある程度コンクリートが乾いたら、仕上げに鏝で押さえて完了です。

7でも、普通に仕上げるだけでは、つまらないので、一緒に買ってきた庭石を使って、ちょっとしたアートを。

乾く前に、石を埋め込み、模様を作りました。

何の模様にするか迷いましたが、以前、ここに猫が出入りしていたことを思い出し、コンクリートが乾く前に、猫に歩かれたという感じで、足跡風にしてみることに。

Yukaさんにデザインしてもらいました。

8仕上の鏝押えは、唯一それが出来る、山野くんにしてもらいました。
いつも頼れるオトコです。

残りの作業は、来月行います。
ご興味ある方は、体験、または見学に来てください!

(宮崎)

第7回ワークショップ(番外編?)【鍋ぱーてぃー】

2015年11月20日(金)19:00~22:00
会場:ヒロモリ家
11階の床張りが終わり、ご協力いただいた皆様に感謝の意味を込めて、真新しい床の上で鍋ぱーてぃーを開催しました。

実際の使い心地をためす機会にもなりました。

メンバー山野の料理の腕もあってか、鍋はとてもおいしく、楽しいひとときとなりました。

参加していただいた方の中には「毎日開催してほしい」とおっしゃる方も(笑)

ヒロモリ家のDIYリノベーションは、まだまだ続きますが、そんなわけで、まずは建物として利用できるようになりました。

これからは、外部の団体、個人さまからの持ち込み企画や、貸し会館としても展開していきたいと思っています。

(宮崎)

第6回ワークショップ開催

2015年10月23日(金)11:00~15:00
会場:ヒロモリ家

2前回のワークショップから一気に進んで、床フローリングはメンバー(山野)で貼り終え、今回はワックスがけ作業でした。

三重県尾鷲市で製造されている「未晒し蜜ロウワックス」を塗りました。

参加者はBlanc-Coメンバー、宮崎、松原の2名と、第5回のワークショップに来てくださった方が、また来てくださいました。

3名で作業スタート。

まずは掃除機をかけて、木の粉などを除去した後、ワックス塗を開始。

ワックスは、スプーンでスポンジに伸ばして、半畳ずつぐらい塗っては、ふき取るという作業を繰り返します。

蜜蝋ワックスは、出来るだけ薄く塗るのが基本のようです。

31人約8畳ずつ担当しましたが、1時間半ぐらいで完了しました。
意外に簡単でした。

これでようやく1階の床が使えるようになりました。

ヒノキと杉の無垢フローリングに、自然の材料しか使っていないワックスなので、とても健康的で安全です。

今回、この工事の他に、下水道接続や、のれん制作、パンフレット作成、そして2階の畳貼り替えを行ったのですが、それらは全て、日本商工会議所の助成金を使っています。

2/3を助成金で負担していただき、1/3はメンバーの会社、(株)清水屋、(株)宮崎建築事務所、(株)賃貸やで分割して負担しています。

その期限がだいたい今月中なのですが、そのために、今日でほとんどの作業が終わりました。

42階の畳も新しくなって、1,2階とも一気に使えるようになりました。
なお、畳は白子の平野製畳さんに作っていただきました。
国産の畳表です。

まだまだ直すべきところはありますが、ワークショップもDIYの作業だけでなく、建物として活用できるという、新しい局面を迎えることになりました。

これから、本格的に活用を検討していきます!

(宮崎)

第5回ワークショップ開催

2015年9月17日(木)18日(金) 9:00~16:00
会場:ヒロモリ家

1前回のワークショップで1階の床を解体し、大引きを敷くところまで行きました。

今回はいよいよ仕上の床張りまでを行いました。

17日(木)参加いただいのはネットの募集を見てきてくださった方が1名。
メンバー山野くんが公私ともにおつきあいしている、木工作家さんが1名。
同じく山野くんの会社、清水屋さんに職場体験で来ていた、白子中学校の生徒さん2名。

Blanc-Coメンバーは山野、宮崎、松原でした。

2まずは床下の断熱材、ポリスチレンフォームの厚さ30㎜を敷き込み。

墨出しをして、大引きの間に落し込むための専用金物を取付け、大引きの間の幅に切って、敷いていきました。

途中で金物や、ポリスチレンフォーム板が足りなくなるなどのハプニングもありましたが、買い足してことなきを得て(?)、無事終了。

3続いて下地のベニヤを敷き込み、厚さ28㎜のネダレス工法です。

これがけっこう難しいのではないかと、個人的に思いましたが、けっこう順調に進み、初日はほぼ下地まで終了しました。

女性メンバー松原さんや、中学生さんも、充電インパクトドライバーでベニヤのビス止めをして楽しそうでした。

418日(金)はワークショップと平行して、三重大学建築学科の学生さんが、実測にいらっしゃいました。

ワークショップにも参加いただいている、松浦先生の製図課題で、ヒロモリ家のリノベーション案を考えていただくことになったのでした。

学生さん3名と、大学院生さんが1名いらっしゃって、すみずみまで実測いただきました。

ワークショップのほうは、引き続き職業体験の中学生さん2名と、Blanc-Co3名で行いました。

まずは二間続きの座敷の間に敷居を入れました。

床の厚さより、少し厚めに挽いて、角をカンナで面取りし、木工用ボンドで取付。

誤差や、不動沈下などにより、床のレベルが一定でないので、一間ごとにレベルを少しずつ変えることにしたのですが、この敷居でレベル差を吸収します。

余談ですが、建築現場用語で、こういうことを「逃げ」と言いますね。

5そんな作業をしている間に、白子の古民家リノベーションの第一人者で材木屋さんの、おなじみ(?)横田木材さんが、床材を搬入。

無垢の杉とヒノキのフローリング、自然素材100%です!

6土間との敷居をスタート地点として、慎重に1列目を貼った後、順番に床貼りスタート。

接着剤と、フローリング釘で順番に留めていきました。

72列目からは、作業そのものは簡単で、女性メンバー松原さんや、中学生さんにも手伝ってもらいつつ、最初の1部屋(8帖)の半分ぐらいまで貼りました。

お手伝いいただいた皆様、本当にありがとうございました!

この後も、随時、床張り作業を行っていきます。
情報を発信していきますので、ご興味のある方、体験してみたい方は、ぜひご参加ください!

そして最後に、ヒロモリ家に新しいアイテムが追加になりましたので、お知らせします。

10Blanc-Coのロゴマークを白抜きした、伊勢型紙カラーののれんが出来ました。

これが掛かっていたら「ワークショップを開催しています」のサインですので、今後お見知りおきください。

もし見かけたら、お気軽にのぞいていただければと思います!

(宮崎)

第4回ワークショップ開催

2015年8月11日(火)9:00~17:00
会場:ヒロモリ家

1
この日は、ヒロモリ家の床貼り替え作業の1回目でした。

参加者はBlanc-Coメンバー4人と、一般の方2名、有償でお願いした大工さん1名でした。

床貼りはDIYで行う予定なのですが、今回は下地工事であり、ちょっとメンバーの手におえない可能性があり、また地盤の沈下や、建物のゆがみなどを一緒の直すチャンスでもあるため、大工さんに来ていただくことにしました。

2まずは先週、畳を処分した床の部分の下地板、大引き、束を解体。

こちらはプロでなくとも出来るので、バールやくぎ抜きを借りて、みんなで作業しました。

3床の解体が終わると、レーザー墨出し器を使い、高さを測定。
高いところと低いところがあり、そのまま床を貼ると、ひずみが目立ってしまうため、一部ジャッキアップなどを行いました。

窓の下枠が反っていたところも、束の木を切って調整。

4だいたい気になるところを直してから、下地のベニヤを乗せる掛け(かけ)を取りつけました。

5床の作業はそのあたりまででしたが、並行して、中庭の草取り、道路に面した窓の、格子と建具を取り外し、洗浄も行いました。

床下の地面が見えて、窓を解放したことで、隠ぺいされていた部分の風通しにもなり、建物によりよい環境になってきたと思います。
心配していた白蟻の被害はありませんでした。

次回も引き続き、床組み作業を行います。

下地のベニヤと、仕上げのフローリングを貼る時点で、参加募集をさせていただきたいと思っておりますので、ご参加よろしくお願いします。

(宮崎)

長野市善光寺門前町見学ツアー~CAMP不動産さん訪問~

2015年7月20日(月)

1ちょうど1年前に長野市善光寺門前町で、空家のリノベーションを多く手掛けて注目されている、カネマツの皆さんにお話をうかがいに行きました。

今年は去年工事中だった、CAMP不動産ベースが完成しており、事務所を移られたということで、今回はそちらを訪問しました。

2以前、事務用品などの倉庫だった建物ですが、見事にオシャレなオフィスになっていました。

去年の訪問が、Blanc-Coが活動を始める大きなきっかけになったのですが、活動を始めて1年経ち、その時はわからなかった問題点が明らかになりました。

そういう点を、具体的に教えていただけたらということで、もう一度おうかがいすることになりました。

お忙しいなか、建築家の宮本圭さんと、マイルームの倉石智典さんに、快く対応していただいて、本当にありがたいことでした。

とても参考になり、去年に続いて、大いに刺激をいただきました。
今後の活動に生かしたいと思います。

お話を聞いた後は、新しく出来たリノベーション物件を見学。

3

4布団の綿を売っていたお店をリノベーションした、革製品の工房を併設した販売店や、美容院をリノベーションした、アウトドアのお店など、ステキなお店が増えていました。

(宮崎)

第3回ワークショップ開催

2015年7月17日(金) 9:00~12:00 会場:ヒロモリ家

1第3回のワークショップは、古くなった畳の処分を行いました。

1階、2階、奥の納屋と合わせて50枚近くあった畳を運びだし、処分場に持っていきました。

参加者は第1回ワークショップに来てくださった1名様と、Blanc-Coメンバー3人でした。

2台風が近づいていて、小雨のぱらつくお天気でしたが、1時間ほどでトラックに積み込むことが出来ました。

3処分場に走る前に、古い畳に住みついていたダニやノミを、この際、駆除しようということで、ダニアースを散布。
個人的に、こういった煙の出る殺虫剤を使うのは初めてで、煙が出るまで眺めてしまいました(笑)
なかなか面白いものですね。

なお、2階は以前と同じように畳を敷いて、1階はDIYで板張りにする予定です。

(宮崎)

第2回ワークショップ開催

2015年6月14日(日) 13:00~16:00 会場:ヒロモリ家

やましん撮

片付けが九分通り終わり、いよいよリノベーションに入ろうというヒロモリ家ですが、今回はまず、荷物を納屋に移動し、1階の座敷の物を全て移動する作業をお手伝いいただきました。
3

これから床の貼り替え作業を行う予定なのですが、それに平行して、ヒロモリ家にあったレトロな家電、製品、そしておもちゃをディスプレイしようと考えています。

そのために、どのようにディスプレイをするか、考えていただきました。

4ご参加いただいたい方は、4名とお子さま1名。

5Blanc-Coからは宮崎と松原も参加し、アイデアをスケッチブックに書いて、色鉛筆で色を塗り、プレゼンテーション。

最後に投票して、最優秀案を決めました。

1最優秀はこちらの案。

残念ながら、Blanc-Coメンバーは入賞を逃しました(笑)

その他のみなさまの案も、いずれも素晴らしいアイデアとデザインで、どれもやってみたいと思いました。
1つしか出来ないのが残念です。

2途中、白子の田中観月堂さんの和菓子をいただきましたが、こちらも素晴らしいデザインでした。

蛍が中にいるんですね。

蒸し暑い季節に、涼しげで風情のあるお菓子でした。

(宮崎)

第1回ワークショップ開催

2015年5月16日(土)

1ヒロモリ家で行う、Blanc-Co主催の第1回ワークショップ「いい汗かいて、いい飯食おう~BBQ~」を開催しました。

裏庭を整備して、そこでバーベキューを行うという内容でした。

作業開始時点で3名の方に、ご参加いただきました。

2ヒロモリ家の簡単な説明と、自己紹介、作業内容の説明をして、作業開始。

3裏庭の草取りと、畑になっていたところの石をどかせて、土をかさ下げし、平坦にしました。

4このあと、土を搬出して、一部草が生えないように、防草シートを施工する予定ですが、この時点では、土を積み上げておくところまでにしました。

その他、トイレや流し台を掃除して、使用できるようにしました。

かなり生活、または、仕事場などに使えるスペースに近づいてきました。

69時に作業を開始して、11時にいったん終了し、バーベキューの準備に入りました。

食材を購入するグループ、現地で会場設営するグループに分かれ、準備開始。

5買ってきた野菜は、掃除した流し台のところで切りました。

なお、お酒や飲み物は、メンバーが持ってきたものや、参加者さまに持ってきていただいたもので、ほぼ足りました。
会費の1000円を集めて、食材その他の消耗品等を購入しました。

713時におまちかねのバーベキュー開始。

適度に作業した後の、バーベキューは最高においしかったです。

参加者は最終的には大人6名、子ども2名の、8名となりました。

8だいたいお腹がいっぱいになると、座談会開始。

11白子の空家活用についてや、古民家リノベーション、まちおこし活動についてなどのアイデアを出しあったり、情報交換しました。

9また、参加いただいたお子さまには、ヒロモリ家に残っていた、おもちゃの在庫を使って、遊んでいただいたりもしました。

16時に片づけを開始して、ワークショップは一旦終了。

とっても楽しくて、思った以上に有意義な時間となりました。

(宮崎)